(2024年より田んぼのようちえん「いつんぼ」は出張形式になりました)
園庭に田んぼビオトープを作ってみませんか?
田んぼのようちえん「いつんぼ」 ~田んぼビオトープ編~ 概要
2024年1月
昨年、札幌市南区のふゆみずたんぼで田んぼのようちえんを開催しました。3歳児~5歳児の親子向けで月に一度田んぼ体験をするというものです。田んぼや稲の成長そしてそこに棲む生き物に興味を持ち五感を使い、たくさんの田んぼ体験をした子どもたち。毎回素敵な笑顔がみられ、最後には非認知能力を身に付け逞しくなったように感じられました。
今年も田んぼのようちえん「いつんぼ」を継続したいという思いがありましたが、困難があり別の方法で食育や生物多様性を伝えていきたいと考え、田んぼビオトープにたどり着きました。
幼児らと共に稲(食べ物)の成長を間近で感じ、ビオトープ※に棲む生き物に関心を持ってもらいたいという思いから田んぼビオトープの設置をご提案させていただきます。
稲の成長や管理アドバイス及び各種田んぼイベントの企画・立案を(一社)楽子森が担当させていただきたいと思っています。
また、多くの田んぼビオトープを札幌市内各所に設置することで、生態系コリドー(回廊)が創出され、札幌周辺の『生物多様性』を守っていくことやSDGsに繋がると考えています。
ぜひ田んぼビオトープの設置を検討していただきたいと思います。
※ビオトープとは、Bios(生き物)+ Topos(棲みか)という意味のドイツ発祥の概念です。
《内容》
場所:札幌市周辺の幼稚園・保育園や児童関連施設などの園庭5カ所程度(先着順)
期間:3年以上(生物多様性保全の面からなるべく長く設置していただきたいです)
ねらい:食育、生物多様性保全、SDGs達成
対象:主に3歳児~5歳児
申込期限:2024年2月20日
《提案例》
A:穴掘り型(最大3m×4m程度)
・防水シート等を用い、園児らが裸足で入れる
除草シート
アンダーライナー
防水シート(ライナー 5m×6m程度)
土(田んぼの土など)
稲苗
ポンプ
塩ビ管
ネット
雨水桝 等
B:トロ舟地中型
・穴を掘りトロ舟を埋めます
トロ舟(約150センチ×約90センチで程度を何個か使用)
稲苗
ネット
ポンプ
土(田んぼの土など)
雨水桝 等
《戻ってくると予想される生き物》
植物プランクトン
動物プランクトン
イトミミズ
ユスリカの幼虫
トンボ、ヤゴ
カエル
水生生物
《準備や打合せ事項》
・水平で陽のあたる場所があること
・水対策
・蚊対策
・野生動物(カラス、スズメ、アライグマ、エゾシカ等)対策
・原則生き物の持ち込みは禁止
・園児らが遊ぶ時は大人が見守る
・スケジュールについて 等
《年間スケジュール例》
月 | 内 容 | イベント(2時間以内) |
4月 | 最終打合せ、設置場所確認 | (2年目より育苗イベント) |
5月 | 田んぼビオトープ設置 | ミニビオトープの説明(園児ら向け) |
6月初旬 | 巡回、田植え | 田植えイベント |
7月 | 巡回、草取り | 草取りイベント |
8月 | 巡回、生き物確認 | 生き物しらべイベント※、稲の花観察 ※7月や9月に変更可能です |
9月 | 巡回 | |
10月初旬 | 巡回、稲刈り | 稲刈りイベント(9月下旬になることも) |
11月初旬 | 巡回、脱穀、籾摺り | 脱穀イベント、(籾摺り) |
12月 | 巡回、新米試食会&しめ飾りづくりイベント | 新米試食会&しめ縄づくりイベント |
《費用》
材料費:御見積もりいたします(稲苗代込み)
※助成金を受給の際は材料費はかかりません
設置費:初年度のみ2万円
巡回内容:水管理、稲の成長管理、園児ら向けイベント講師
巡回費:年間9万円 4月から12月まで月1回以上のメンテナンス、
園児ら向けのイベント込み
《イメージ写真~田んぼのようちえん「いつんぼ」より抜粋~》
《担当》
担当者:一般社団法人 楽子森 内田寿美(たのしも うっちー)
保有資格:ビオトープ管理士(計画・施工共2級)、日本農業検定1級、保育士等
ふゆみずたんぼ歴17年
本事業は初年度から完成するものではなく、長く設置することで近くに棲む生き物が少しずつ戻ってくると考えています。また、生き物の種類の変化についても楽しめたり、お米の成長や美味しさ・大切さを感じることができると思っています。
ぜひ田んぼビオトープ導入をご検討いただけますよう宜しくお願い申し上げます。
なお、材料費等の助成金申請には期限がありますので、2024年2月20日(火)までに下記へご連絡頂けると助かります。
公式ライン:lin.ee/Dsst8sh E-mail : tanoshimo@tanoshimo
一般社団法人 楽子森(たのしも) 代表理事 内田寿美